「れおっち」のブログ

違いがあるからこの世界はオモシロイ。

あなたの何気ない日常に非日常をお届けするブログという名のキッカケ。

「真ん中」を入れて考えてみるということ。

 

2024年6月15日。

 

今日はとある友人とがっつりカフェで語らった。

その友人とは知り合ったのは1年半前くらい

なのだけれど、実はその時にちらっと話を

した以来一度も顔を合わせたことがなかった。

その意味で言うと、今日を経るまでは「知人」だったかもしれない。

 

そんな「知人」とひょんな流れでカフェで語らう約束をした。

 

結果、もともと2時間の予定だったのに3時

間半くらい語り合ってしまった。

間違いなく今日を経て関係性が深まった。

「友」というよりは「同志」と描写する方が近いかもしれない。

 

3時間半の対話はそれぞれの自己紹介から入ったけれど、それはそれは多岐に渡った話題が飛び交った。

 

その中で一番印象に残ったのが「川」という概念だった。

 

「学び方」について語り合っているときにふと気づいたのだった。

 

「あぁ、そうか。山と海の間には川があるのだ!」と。

 

コイツは何を言っているのだ?

 

ぼくら人間は物事を捉えるときにどうしても二項対立で捉えてしまう傾向があると思うのです。

 

「白黒つける」だとか「資本主義と共産主義」だとか。

 

シンプルにどちらかの選択肢に振り切ったほ

うがわかりやすいし、楽だし。

なにより「あなたの意見はなんですか?」と

いう質問の裏側には「AかBかどっちなの?」

という暗黙知が隠れているように思えるのです。

 

たぶん、「AもBもどっちもいいよね!」みた 

いなものはあまり「意見」としてカウントさ

れづらい雰囲気もあるように思う。

 

だけど、ぼくはこの事実にぼく自身ずっと違 和感を抱いてきました。

 

物事って本当にそんなに単純なのだろうか?

 

「勧善懲悪」という世界観が日本でも好まれていることはアンパンマン・ウルトラマン・戦隊ヒーロー・仮面ライダー・プリキュアといった作品からも一目瞭然。

 

「正義が勝ち、悪が負ける」というやつ。

 

でも、本当にそんなにバッサリと「悪」だと決めつけることは正しいのだろうか。

 

「勧善懲悪」曳いては「宗教」の話まで視野を広げてみると、この疑問がより確信へと近づく。

 

「キリスト教」の方が「イスラム教」よりも  

正しいのか?

元々は同じルーツから派生した考え方なのに・・・?

 

こうやって考えてみると、ぼくら人間がどう

にかして二項対立に偏るという性質があるこ

とが真理に思えてくる。

 

そして自身が採用した概念を正統化し、他方を異端とする。

 

これはなぜなのか?

 

一言でいうと「人間が不安や恐れを抱えた生き物」だからだと思う。

 

人間は生まれるまでは母と一体化していて安

心の中にいるけれど、一度この世に生まれた

暁には唯一の安心の要であったへその緒を切

断され、母と分離されてしまう。

 

周りの人間からすれば歓喜でも、赤ん坊からすればこの上ない絶望なのかもしれない。

 

誕生した瞬間にぼくら人間は「不安と恐れ」を抱くのかもしれない。

 

だから少しでも「安心」がほしい。「承認」がほしい。

 

自分がどうやってこの混沌とした世界の中で生きていけばいいのか。

 

その指針となる羅針盤がほしいのは当然なのかもしれない。

 

「人間は不安や恐れと共に生きる」

 

このことを前提として、人間が「安心」を求

めるがゆえに「二項対立に走る」のだとして

も。ぼくはやはりその性質に対して「待った」

とツッコミを入れたい。

 

本来の目的が「安心」なのに、「二項対立に走 

る」がゆえに「対立」(大きくは戦争)を生む

という状況が起こっているのだとすればそれ

は「本末転倒」と呼ばざるを得ない。

 

ここでやっと、最初のあのフレーズに戻ります。

 

「ああ、そうか。山と海の間には川があるよなあ。」

 

「真ん中」の概念は大切に生きているつもり

だけれど、たまに自分が目を向けられていな

かった「真ん中概念」に出逢うことがあって。

 

「山」と「海」という「二項対立」の間に「川」が位置するということは同志と語り合うまではぼくの中で結びついていなかった。

 

この「二項対立」問題のカギは「架け橋をど

うやってかけるのか?」ということなのだと

思うのです。

 

どうやってグラデーションを描いていくの

か?と言ってもイイ。

 

そのグラデーションを楽しむようなキッカケ

をぼくはこれからも描いていけたらなぁと思

うのです。

 

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