「れおっち」のブログ

違いがあるからこの世界はオモシロイ。

あなたの何気ない日常に非日常をお届けするブログという名のキッカケ。

キレイゴトをウチからソトへ。

 

アニメ版のキングダムを観て泣いた。

電車の中で足元を涙で霞ませて泣いた。

 

史実をベースに、決してこの目で現場を観ることが叶わないハズだった世界を鮮明に描いてくれるキングダムが大好きだ。

 

何より大好きなのは登場する人物一人ひとりが、本当にそのまんま存在していたんじゃないか?!?と思ってしまうほどリアルに描写されていること。

 

たくさん魅力的なキャラクターはいるけれど、やっぱり一番好きなのは主人公の信。

 

ワンピースも大好きで、ルフィも大好きだけれど、たぶん自分はキングダムの信が一番好きかもしれない。

 

というか、信みたいに生きたい。

 

そう心から思うのです。

 

「中華統一」というあり得ない嬴政の夢を支

持し、自身は下僕出身であるにもかかわらず

「天下の大将軍になる」という夢を掲げその

道を真っ直ぐ進む。

 

信の一番好きなところは、その夢への道中を大切にしている点。

 

「夢を叶えるためのやり方までこだわる」

 

大将軍になれるならなんでもいいのか?

何をしても良いのか?

 

信はその道において、凌辱や略奪は絶対にしないし許さないということを決めている。

 

その道中で関わる人間がそれをしようものな

ら、死ぬ気でぶつかりにいく。

 

たとえ、それが目上の人間であろうと。

たとえ、それがキッカケで戦争になろうと。

 

 

ぼく自身、よく「夢を叶えるためにやり方なんて選んでいられない」といった言説を耳にしたり、実際にそういう人と関わったこともある。

 

たとえば「自分のつくった食べ物を売りたい」として、本当は大切にしたいコンセプトだったり、想いだったりがあったのに。

 

道中で「こだわるのは売れるようになってから!」と言い、やり方を変える。

 

たしかにやり方を変えることは必要だ。

必要だけど、それはあくまでもやり方なんだ

よ。Doingの部分なんだよ。

 

譲っちゃいけないのは「あり方」の話なんだよ。コダワリ続けなきゃいけないのはBeingの話なんだよ。

 

「ただいま!」ってまたかえってきたくなるような場所を創りたい。

 

そんな想いで始めたお店づくりだったなら、

自分から発されるすべての行動をそこに紐づ

いた行動にしていかないといけない。

 

そういう意識を持ち続けないといけない。

 

そういうモノサシで自らの行動を評価し続けないといけない。

 

それが、本当の意味で自分の気持ちを大切にするってことだと思うのです。

 

こういうことを言うと、「そんなのキレイゴトだよ」って言われるのかもしれない。

 

色んな理由をつけて、「仕方ないじゃないか」と言われるかもしれない。

 

でもそれらは全部、「言い訳」だ。

 

自分が最初に思い描いたものはなんなんだ?

咲かせたい花はなんなんだ?

 

その想いのタネと咲かせたい花とが一致する

のは、その道中にそのタネをいかに大切にし

続けたかでしかないと思う。

 

たとえ、周りでどんなことが起ころうとも。

台風が吹こうが、雷が鳴ろうが、洪水に見舞

われようが。

 

それでもぼくはそのキレイゴトを信じ、実際

にそういう行動をしていきたい。

 

そうありたい。

 

たとえその道中で、一緒にやってきた仲間と

袂を分かつことになったとしても。

 

自分が損をすることになったとしても。

 

そこだけは譲っちゃいけないと思うのです。

 

そんなことを信に教えてもらったような気がする。ううん、再確認かな。

 

何を成し遂げたか?も大切かもしれないけれど、ぼくはどう生きたか?を大切にしていきたい。

 

そうすれば、「何をどう成し遂げたか?」を大切にしていけるんじゃないかと思うのです。

 

そのあり方の結果、周りから「アイツは子どもだ」と揶揄されるのならぼくは子どもでいいのです。